16 平和と公正をすべての人に

持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明貢任のある包摂的な制度を構築する

目標の主な内容

  • あらゆる場所で、すべての形態の暴力や暴力による死亡率を大幅に減少させる。
  • 子どもに対する虐待、搾取、取引及びあらゆる形態の暴力や拷問を撲滅する。
  • すべての人々に司法への平等なアクセスを提供する。
  • 違法な資金や武器の取引を大幅に減少させ、あらゆる形態の組織犯罪を根絶する。
  • あらゆるレベルで、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
  • あらゆるレベルで、対応的、包摂的、参加型、代表的な意思決定を確保する。
  • 国内法規や国際協定に従い、情報への公共アクセスを確保し、基本的自由を保障する。
  • 持続可能な開発のための非差別的な法規や政策を推進し、実施する。

目標の背景

  • 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の庇護対象となる難民の数は、2014年半ばの時点で1,300万人と、前年よりもさらに増えています。
  • 腐敗や贈収賄、窃盗、租税回避によっで開発途上国に年間1兆2,600億米ドルの損害が生じています。
  • 紛争国では2011年小学校の退学率が50%に達し、2,850万人の子どもが学校に通えなくなりました。
  • 国境なき記者団は毎年「世界報道自由度ランキング」を発表しています。2015年、日本は過去最低の61位でした。

コープかごしまの具体的な取り組み

市民のつどい

「憲法記念日市民のつどい」は、1997年の憲法施行50周年を機に2023年で27回目を迎えます。

「憲法の意義を知り、くらしに生かすこと」を目的に、憲法と平和を学び考える機会として広く市民に呼びかけ、毎年5月3日に取り組んでいます。

6.17平和のつどい

1945年(昭和20年)6月17日、鹿児島市で大空襲があり、多くの人が命を落としました。この悲惨な体験・記憶を風化させないために、生協コープかごしまは、毎年6月17日に「平和のつどい」を行い、空襲体験の語り継ぎを続けてきました。2022年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リアル参加以外にYoutube発信も行い、合わせて116人が参加しました。空襲体験の語り部の発表や、戦争記憶と戦後日本~鹿児島の事件を中心に~と題した講演をいただきました。

 

ピースアクション in ナガサキ(オンライン視聴参加)

2022年度は新型コロナウイルス感染防止のため、日本生協連が主催する、オンライン企画「ピースアクションin ナガサキ」に参加し、全国の生協のなかまとつながりました。76年前に起きた核兵器の怖さや原爆被爆者の方の体験談の話を聞き、平和について考え、核兵器のない社会を作るためにはどのような行動を取っていくのかについて学びました。

 

平和学習会

生協コープかごしまで行った最近の平和企画のDVDや平和紙芝居、平和図書といった資材の貸し出しを行い、活用が進んでいます。夏休みを利用した平和学習会では13箇所200人の参加で「戦争でいいことは何もない、命が何より一番大事」「ウクライナの戦争が早く終わって」などの声が寄せられました。

憲法学習会

年間を通して憲法学習会を県下各地で行っています。日本国憲法の基本的な内容やその重要性、憲法問題について学ぶ「憲法学習会」を県下各地で行っています。講師として大学の先生や弁護士などの協力をいただきながら進めています。2022年度は鹿屋・川内など計4会場で開催しました。オンライン開催やサテライト会場の試みが進みました。

 

生協コープかごしまは、持続可能な社会の実現を目指します。

生協コープかごしまは、「よりよき生活(くらし)と平和のために」「ひとりがみんなのために みんながひとりのために」「安心して暮らし続けられる地域社会づくりのために」をスローガンとする、協同と助け合いの組織です。 世界の課題を解決し、よりよい未来を迎えるために、国連が掲げたSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も取り残さない」という基本精神は、私たちの理念と大きく重なるものでした。そこで、生協コープかごしまは、組合員活動と事業を通して、SDGsの目標である「持続可能な社会の実現」に取り組んでいくことを表明します。