07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する

目標の主な内容
- 安価で信頼できる現代的エネルギーサービスの普遍的アクセスを確保する。
- 世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
- 世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
- クリーンエネルギーの研究や技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
目標の背景
- 世界人口の5人に1人にあたる13億人が、まだ近代的な電力を利用できていません。
- 30億人が薪ストーブ、石炭または動物の排せつ物を調理や暖房に用いています。
- エネルギーは気候変動を助長する最大の要素であり、全世界の温室効果ガス排出量の約60%を占めています。
- 風力や水力、太陽光、バイオマス、地熱など、再生可能な資源から得られるエネルギーは無尽蔵で、再生可能です。これらのエネルギーは、現在全世界のエネルギー供給の15%を占めています。
コープかごしまの具体的な取り組み
温暖化防止自主行動計画と省エネ対策
省エネ効果の高いリーチインショーケース(扉を設けた冷凍冷蔵ケース)やLED照明への切り替えなどを積極的に進めています。太陽光発電施設は姶良発電所をはじめ出水店・かのや店・姶良店・かせだ店・川内店・国分店と増えてきました、引き続き生協コープかごしまとして「再生可能エネルギー」への転換を進めています。
バイオディーゼル燃料実証実験
生協コープかごしまでは長期方針の柱として掲げる「SDGs行動宣言」の活動を更に進めるため、2022年10月より「高純度バイオディーゼル燃料(ReESEL)」(※1)を30%混合した、B30燃料でトラックを走らせる走行試験を行っています。バイオディーゼル燃料は現在、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)で5%混合まで軽油として認められていますが、30%混合燃料を用いた軽油試験を公道で行うのは日本で初めてです。この軽油試験研究計画は一般社団法人高純度バイオディーゼル燃料事業者連合会(大阪府)が資源エネルギー庁へ申請し、2022年9月14日に経済産業大臣の認可を受けました。実証試験は4台のトラックで1年間行いますが、現在まで問題なく走行しています。今後は高純度バイオディーゼル燃料100%の運用も視野に入れており、仮に個別配達等に使用する全てのディーゼルトラック(およそ140台)を高純度バイオディーゼル燃料100%で運用した場合、年間のCO2排出量をおよそ62ot(※2)削減できることになります。
※1 高純度バイオディーゼル燃料(ReESEL)とは廃食用油を原料にした植物由来の再生燃料で、エステル純度99.9%を達成した高純度・高品質なバイオディーゼル燃料です。走行性能、燃費とも軽油とほぼ同等であり、地球温暖化防止(カーボンニュートラルなので軽油と比べて温暖化ガスの排出がゼロ)やエネルギーの地産地消といった面で注目されています。
※2 環境省HPの「(参考1)燃料の使用に関する排出計数(別表1×別表2×(44/12))」を使用し、21年度の軽油使用量から計算。