11 住み続けられるまちづくりを

包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する

目標の主な内容

  • すべての人が、安全で住みやすい住居や基本的なサービスを得られるようにする。
  • 地域の人たちが参加し、誰もが将来にわたり暮らしやすいまちをつくるための力を高める。
  • 文化遺産や自然遺産の保護・保全のための努力を強化する。
  • 高齢者や障害者などすべての人が使いやすいように、緑地や公共スペースヘのアクセスを確保する。
  • 経済、社会、環境面における都市部・都市周辺部や農村部の間に有効なつながりをつくる。
  • 「仙台防災枠組2015-2030」に沿って、災害リスク管理の策定と実施を行う。

目標の背景

  • 現在、スラムには8億2,800万人が暮らしていますが、その数は増加の一途をたどっています。
  • 面積にして地球の陸地部分のわずか2%にすぎない都市は、エネルギー消費の60-80%、炭素排出量の75%を占め ています。急速な都市化は真水供給や下水、生活環境、公衆衛生に圧力を加えています。しかし、都市の桐密性を活かし、効率性を高め、技術革新をもたらしながら、資源とエネルギーの消費を低減する可能性もあります。

コープかごしまの具体的な取り組み

生協コープかごしま「創立50周年」の企画

「創立50周年」企画は、つどい、祭り、広報、記念商品開発の企画実行委員会を組織し、1年遅れでしたが2022年度で実施することができました。

 

つどい・祭り委員会

・全体の企画実行委員会は2020年にスタートしましたが、コロナ禍のために1年延期になったのみならず、非常に厳しい運営になりました。そのような中でもそれぞれの委員会(つどい、祭り、広報、記念商品開発)では、個々に準備をすすめてきました。「50周年企画《つどい》」の「森山良子コンサート」は、新型コロナウイルスの対策を行いながら、文化鑑賞会『まい・夢』の20周年との合同企画で9月8日(夜)と9日(昼)の2回公演で行われ、2日間で1,350人の参加がありました。

 

・地方でも鹿屋エリアで1月21日に鹿児島県出身のオペラ歌手、池田直樹さんのステージ、地元高校生によるミュージカル「ヒメとヒコ」のパフォーマンス、霧島エリアでは1月29日に地元の子ども園の和太鼓演奏、地元バンドの演奏、国分中央高校ダンス部のステージや千葉しのぶさんの講演会を開催。また、奄美エリアでは、2月26日に地元アーティストの演奏やコープの歴史や取組み紹介、折り紙教室など開催しました。

 

・祭りの企画については11月19日、20日に鹿児島市のかんまちあで”ゆくさおさいじゃしたフェスタ”を開催しました。実行委員会手作りの生協コープかごしまの歴史の展示や組合員活動の紹介、コープ商品を知っていただくために生産者やメーカーさんの出展ブース、子供たちには『昔の遊び』を体験してもらう遊びのコーナー、ステージではジャンベ演奏やダンスなどで地域の方々と一緒に盛り上がりました。2日間で延べ3,500人の参加がありました。

 

広報企画実行委員会

広報企画実行委員会では、一人でも多くの方に50周年を知り、知らせる活動を行いました。2022年度では50周年ニュースの発行に力を注ぎました。

 

記念商品開発委員会

記念商品開発では「コープ牛乳アイスバー」や組合員が考えたプレミアム食パン「想」、「黒焼酎委員会」を組合員とメーカーが一緒に作り上げ、「金柑酒」、「梅酒」は生産者と交流しながら商品化し、50周年記念商品として多くの組合員に利用していただきました。

 

記念誌編集委員会

記念誌編集委員会では、3つの記念誌を発行しました。「あいのふしぎな旅」は生協コープかごしまの創立をわかりやすく表現したまんがです。創立期にタイムスリップした親子が生協コープかごしまの歴史にふれます。「虹色の花束」は、生協コープかごしまの歴史を中心的に担い、支えてくださった先人の方々の想いが盛り込まれた冊子です。「50年史」は創立以来の生協コープかごしまの歴史をぎゅっと詰め込んだ50年史です。

 

50周年記念式典

2023年3月10日にはかごしま県民交流センターで50周年記念式典を開催しました。参加者については虹友会(取引先の会)、産直生産者、自治体、生協、協同組合、歴代役職員、報道機関や現理事・監事など241人の参加がありました。企画は2部構成で、第1部は来賓あいさつやお祝いメッセージ、わたしたちのコープ上映、50周年実行委員会の活動紹介、第2部は劇団わらび座による『いのちと心をつなぐ未来(あした)への響き』と題した演舞、わらび座応援募金贈呈を行いました。また、翌日の11日には大隅戦跡基地巡りとコープ商品取引先見学交流を行いました。

 

お買い物支援

生協コープかごしまでは、買い物に行きたくても行けない、買ったものを持ち帰ることができない、調理をすることが困難など、地域のみなさまの多様化する「食の困りごと」に対して、様々な活動や取り組みを行っています。週に1回、決まった曜日・時間帯にお届けする「個別配達」(お一人でご利用可能。冷蔵・冷凍品は、畜冷材・ドライアイスと一緒に保冷箱に入れてお届け。配達手数料は週1回、220円。手数料が減額されるサービスがあり)以外にも、以下のような支援を行っています。

 

移動販売・店舗ふれあい便・地域訪問ふれあい便

生協コープかごしまの移動店舗は薩摩川内市との連携でスタートし、現在、薩摩川内市といちき串木野市の一部で運行しています。また、麦の芽福祉会の移動店舗(鹿児島市と近隣を運行)を支援しています。店舗ふれあい便は「お買い物代行」と「お買い上げ配達」の形式で、13店舗(鹿児島市内10店舗、市外3店舗)で活動しています。しぶし店は地域の公民館を、国分店は福祉施設と地域の公民館を対象にして地域訪問ふれあい便を行っています。

 

入来朝陽楽しいお買い物クラブ

「無店舗配達と公民館活動の連携による生協コープかごしまの新しい買い物支援活動」として、2021年4月に薩摩川内市入来町で「入来朝陽楽しいお買い物クラブ」がコミュニティ協議会、社会福祉協議会、地域組合員、無店舗事業本部川内センターの協力でスタートしました。毎週木曜日が買物を含めた楽しい集まりになっています。

 

お買物送迎

2021年11月にリニューアルしたコープ西陵店でお買い物送迎をスタートさせました。専用のサポートカーも導入し地域のお役立ちとなっています。コープ吉野店では、社会福祉法人麦の芽福祉会との共同事業として、お買い物送迎を行っています。

 

お弁当宅配

管理栄養士監修のもとカロリーや塩分を計算して調理された「体にやさしいお弁当」を日替わりでお届けしています。また、食べやすさで選べる「介護食」や、体調に合わせて選べる「健康管理食」もご用意しています。宅配エリアも鹿児島市・日置市・姶良市・霧島市・湧水町・鹿屋市・垂水市・志布志市・曽於市・大崎町・東串良町・肝付町・錦江町・薩摩川内市・いちき串木野市・さつま町・出水市・阿久根市・長島町と広がりました。

 

離島特販事業

多くの離島を有する鹿児島県。生協コープかごしまでは、離島に住む方々にもコープ商品を利用していただけるよう、鹿児島県内の全有人離島へ船便で商品を配送する「離島特販事業」を行なっています。

 

くらしの助け合い活動

「ひとりがみんなのために、みんながひとりのために」が生協の合言葉。誰もが笑顔で安心して暮らすためには、助け合いの精神が不可欠です。生協コープかごしまには、組合員同士が助け合うための仕組みや活動がたくさんあります。

 

くらしの助け合いの会

1986年(生協コープかごしま15周年)に始まった「くらしの助け合いの会」は、くらしの中の家事援助を中心に、援助を受けたい組合員と、それをお手伝いしたい組合員とが互いに助け合い、支え合う有償活動です。また誰でもが気軽に立ち寄れる「おしゃべりひろば」や「ようこそパーティー」なども行っています。

 

介護予防教室「よかよかひろば」

地域の方が楽しく交流する場として、2022年度は毎月1回の「よかよか体操」と「グランドゴルフゲーム」の運動と「おしゃべりタイム」を3店舗(紫原店・南谷山店・吉野店)で開催し229人の参加がありました。

 

 

子育てひろば

赤ちゃんや小さな子ども連れで気軽に参加し、いつ来てもいつ帰ってもいい「ノンプログラム」の交流できる場として開催しています。2022年度は、12店舗のひろばで、のべ261組、541人が参加しました。

 

「はじめてばこ」のお届け

2018年からKTSテレビの「はじめてばこ」プレゼントに特別協賛しています。プレゼントをご自宅にお届けするのは、生協コープかごしまの職員です。

生協コープかごしまは、持続可能な社会の実現を目指します。

生協コープかごしまは、「よりよき生活(くらし)と平和のために」「ひとりがみんなのために みんながひとりのために」「安心して暮らし続けられる地域社会づくりのために」をスローガンとする、協同と助け合いの組織です。 世界の課題を解決し、よりよい未来を迎えるために、国連が掲げたSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も取り残さない」という基本精神は、私たちの理念と大きく重なるものでした。そこで、生協コープかごしまは、組合員活動と事業を通して、SDGsの目標である「持続可能な社会の実現」に取り組んでいくことを表明します。