10 人や国の不平等をなくそう

各国内及び各国間の不平等を是正する

目標の主な内容

  • 年齢、性別、障害、人種、民族、生まれ、宗教、経済的地位などに関わりなく、すべての人の能力向上や、社会・経済・政治的な活動への参加を促進する。
  • 差別的な法律や政策を撤廃する。
  • 税制、賃金、社会保障政策などの政策を導入して平等の拡大を達成する。
  • 世界金融市場や金融機関に対する規制とモニタリングを改善し、規制を強化する。
  • 計画的で管理のよい移民政策の実施などを通じて、秩序のとれた安全な移住を促進する。

目標の背景

  • 世界で最も裕福な62 人が保有する資産は、世界の貧しい半分(36億人)が所有する総資産に匹敵すると言われています。
  • 1990年から2010年にかけ、開発途上国の国内における所得格差は平均で11%拡大しました。
  • 開発途上国では、75%を超える圧倒的多数の世帯が、1990年代よりも所得分配が不平等な社会に暮らしています。
  • 最貧層世帯の子どもが5歳の誕生日を迎える前に死亡する確率は、最富裕層の子どもの3倍です。
  • 障害を抱える人々が高額医療費を負担する確率は、平均の5倍に上ります。

コープかごしまの具体的な取り組み

フェアトレード商品の普及

発展途上国の農産物や製品などを市場の価格で買い付けるのではなく、農家の生活が成り立つように考慮した「フェア(公正)な価格」で継続的に輸入し消費する取り組みです。

「最低基準価格」で生産者を守ります

「最低価格」とは、市場価格が下がっても、生産者から仕入れの際に保証している最低基準価格をいいます。生産コストをまかない、経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支えます。

フェアトレードプレミアム(奨励金)

商品の代金とは別に、組合や地域の発展・開発のために使われる資金です。生産設備の改善だけでなく、地域での病院や学校の設立、パソコンや教材の提供などに使われています。

生協コープかごしまは、持続可能な社会の実現を目指します。

生協コープかごしまは、「よりよき生活(くらし)と平和のために」「ひとりがみんなのために みんながひとりのために」「安心して暮らし続けられる地域社会づくりのために」をスローガンとする、協同と助け合いの組織です。 世界の課題を解決し、よりよい未来を迎えるために、国連が掲げたSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も取り残さない」という基本精神は、私たちの理念と大きく重なるものでした。そこで、生協コープかごしまは、組合員活動と事業を通して、SDGsの目標である「持続可能な社会の実現」に取り組んでいくことを表明します。