15 陸の豊かさも守ろう

陸域生態系の保護、 回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する

目標の主な内容

  • 2020年までに、生物多様性と生態系の価値を国や地方の計画策定、開発プロセスや貧困削減のための 戦略・会計に組み込む。
  • 2020年までに、森林の持続可能な経営を促進し、森林減少を阻止し、劣化した森林を回復する。
  • 2020年までに絶滅危惧種を保護し絶滅防止するための緊急かつ意昧ある対策を講じる。
  • 遺伝資源の利用から生じる利益の公平かつ衡平な配分と遺伝資源への適切なアクセスを推進する。
  • 動植物種の密猟や違法取引の撲滅のため緊急対策を講じ、違法野生生物製品の需要・供給に対処する。
  • 砂漢化に対処し、劣化した土地・土壌を回復し、土地劣化に加担しない世界の実現に努める。

目標の背景

  • 確認されている8,300の動物種のうち、8%が絶滅し、22%が絶滅の危険にさらされています。
  • 世界では毎年、1,300万ヘクタールの森林が失われています。
  • 世界の約16應人(うち約7,000万人が先住民族)が、森林に依存して生計を立てています。
  • 毎年、干ばつや砂漠化によって、穀物栽培で2,000万トンに相当する1,200haの農地(1分当たり23ha)が失われています。

コープかごしまの具体的な取り組み

「持続可能なパーム油」を目指して
私たちの生活を支えるパーム油の、持続可能な調達を応援します。

RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil:持続可能なパーム油のための円卓会議)は持続可能なパーム油の生産・製造・流通・消費を目的とした非営利組織です。パーム油とは熱帯で育つアブラヤシの実から採れる油で、日本で使われる植物油の1/4 がパーム油といわれています。

RSPO 認証
CO・OP商品では、パーム油原料のアブラヤシ産地で生じているさまざまな問題の解決を目指すRSPO認証を受けたパーム油の使用を積極的に進めています。

コープの洗剤環境寄付キャンペーンとは

 

日本生協連は、2018年からWWF ジャパンを通じ、インドネシア西カリマンタン州の小規模パーム農家を支援しています。生産性の低さに悩む小規模農家が、知識・資金不足により農園を拡大するため、さらなる森林破壊が危ぶまれています。そこで、小規模農家の組合を結成、適切な農園管理方法を学び、生産性を高める活動などを実施しています。農家と共に森を守るため、持続可能なパーム油生産を進めていきます。

 

《2023年度キャンペーン期間》

2023年5月21日~2024年5月20日(通年)

《支援を通してできる活動の例≫

  1. 保全するべき森を把握するトレーニング
  2. 農家の生計が向上する仕組みづくり
  3. 地方自治体の政策策定支援

《取り組み内容》

  1. 対象商品1品をお買い求めください
  2. 1品につき0.5円をWWFジャパンに寄付
  3. 持続可能なパーム油の生産などを支援する活動につながります。

2021年度(2021年5月21日~2022年5月20日)全国の生協での寄付金総額 322万0,275円

※全国の生協の動きについては、日本生協連発行「コープのエシカル2023」より引用しました。

生協コープかごしまは、持続可能な社会の実現を目指します。

生協コープかごしまは、「よりよき生活(くらし)と平和のために」「ひとりがみんなのために みんながひとりのために」「安心して暮らし続けられる地域社会づくりのために」をスローガンとする、協同と助け合いの組織です。 世界の課題を解決し、よりよい未来を迎えるために、国連が掲げたSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も取り残さない」という基本精神は、私たちの理念と大きく重なるものでした。そこで、生協コープかごしまは、組合員活動と事業を通して、SDGsの目標である「持続可能な社会の実現」に取り組んでいくことを表明します。