世界の生協の歴史

世界に広がるCOOP

コープのイメージイラスト
お互いが力を合わせること(協同すること)の大切さを伝えるコープのイメージイラストです。

CO・OPは、CO・OPeration(協同)の略で、世界の協同組合員の共通シンボルマークとなっています。
世界ではじめて生協(協同組合)が誕生したのは、1844年・イギリスのロッチデールというところです。
当時のイギリスは、産業革命のまっただ中で、労働者は、失業、低賃金、高い物価に悩まされていました。悪徳商人は、パンにワラくずを混ぜて高く売るなど働く人々を苦しめていました。
ロッチデールの28人の労働者たちは、1年間かかって資金を積立て、安心して利用できる自分たちの店をつくったのです。
この経験は、次々とヨーロッパに波及し、全世界へと運動の輪はひろがりました。≫「生協はじめて物語」こちら


世界93国10億人の協同組合

ロッヂデール組合の店舗
ロッヂデール組合の店舗 (現ロッヂデール記念館)

世界の生協は、国境を越えて人間どうしが豊かに暮らしていくことを共通の理念としてかかげています。

諸外国でも生協の活動はさかんで、特に生協発祥の地、ヨーロッパでは大きな社会的な力をもっています。

世界の協同組合の集まりである国際協同組合同盟(ICA)に加盟する協同組合は93か国、10億人をこえています。


日本では2500万人の生協組合員

日本での生協の歴史も古く、1879年(明治12年)にはじめて設立され、1900年に制定された産業組合法のもとに購買組合として広がっていきました。特に、第一次大戦以後の働く人々の生活困難と労働運動や社会運動の高まりの中で、市民購買組合と労働者消費組合がつくられました。そして高度成長時代のひずみによるくらしの要求から、主婦を中心とする生協が数多くうまれ、全国に広がっていきました。

「よりよい生活と平和のために」をスローガンに、現在生協は全国で、また多くの分野で活動を展開し、組合員は2500万人を超えました。また生協どうしの県を越えた連帯、連合も進んでいます。

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