第51回 総代会報告
生協コープかごしまでは、6月24日(金)に、かごしま県民交流センター・大ホールで第51回通常総代会を開催しました。
総代会では、2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)事業活動のまとめ・決算報告、2022年度の活動方針や新しい役員の選出など、6つの議案について、組合員代表の総代が審議・採決しました。
今回の通常総代会では、新型コロナウイルスの感染防止のために、密集を避けながらも、組合員総代による参加の場を確保するために、地域別の総代会議から書面での質疑や意思表示を組み立てました。総代定数539名中、32名の実出席、485名の書面出席がありました。
開会にあたり、松薗孝夫理事長は「ロシアのウクライナ侵攻などで核兵器使用の恐怖がある。日本政府は核兵器禁止条約に参加せず世界から非難されている。いま核の共有議論、憲法改正など危機感をあおる風潮も目に付く。私たちが本当に危機として捉えないといけないのは4つ、①食料確保の危機 ②環境(地球温暖化)の危機 ③医療・福祉の危機 ④平和の危機だと考える。県内の軍事拠点化も懸念される。商品の値上げや物価高では地域間格差が広がっていく。いま私たちが安心して暮らし続けるためには、どうしても生協が必要だ」とあいさつしました。
上城秀人専務理事による第1号から6号議案の一括提案を経て審議を行いました。
当日の会場では提案された議案に対して4名の総代から、議案の内容を補強する発言が寄せられた後、全議案が賛成多数で採択されました。
閉会にあたって新しく選任された笛田尚子会長理事は「コロナ禍になりオンラインの会議も増えたが、生協は組合員・職員・メーカーや生産者がつながりあって発展してきた組織であり、絆は大切にしていかなければなりません。今年は出来る限りリアルな交流や触れ合える場づくりに積極的にチャレンジしていかなければならない」と発言し、「組合員や地域のみなさんに『生協があってよかった』と心から実感していただける1年にしたい。どうぞよろしくお願いしいたします」と締めくくりました。
≪第51回通常総代会議案≫
話し合い採択した議案:
第1号議案:2021年度活動・事業報告、決算関係書類及び剰余金処分案承認の件 監査報告
第2号議案:2022年度活動方針ならびに事業計画、予算決定の件
第3号議案:第27期役員選任の件
第4号議案:役員報酬限度額決定の件
第5号議案:退任役員への慰労金支給の件
第6号議案:総代会特別決議採択の件
の6議案