廃食用油リサイクルの取り組み
生協コープかごしまでは2023年12月から、廃食用油を「バイオディーゼル燃料(以下BDF)」へリサイクルする取り組みを始めました。組合員が持ち寄った廃食用油や店舗惣菜の廃食用油を回収し、姶良市に建てた自前の工場でBDFを精製、配送車両の燃料にしています。
これはSDGsをより具体的に進めていくための取り組みの一つで、独自で定めた温室効果ガス削減計画の達成と地域循環型リサイクルの構築が大きな目的になります。
前段階として取り組んだ「B30実証試験」では、計4台のトラックで30%濃度のBDFを使って1年間配達を行い、走行データや燃料フィルター、オイルのサンプルなどを資源エネルギー庁へ提出しました。配達現場や整備会社の方々にご尽力いただいたお陰で問題なく実証試験を終え、このたびBDF100%での運用を始めることができました。現在は16台ですが、今後、運用台数を増やしていきたいと考えています。
また、運用開始に合わせて職員や組合員向けに学習会なども開催しており、参加された方からは「天ぷら油がこんなキレイな燃料になるのを知ることができて良かった」とか、「温暖化防止のために廃食用油のリサイクルに協力したい」といった嬉しい声をいただいています。