ヒバクシャ国際署名の取り組み

生協コープかごしまでは、「ヒバクシャ国際署名」に取り組みます。

hibakusya-syomei.jpgこの「ヒバクシャ国際署名」では、被曝者が「すみやかな核兵器廃絶を願い、核兵器を禁止し廃絶する条約を結ぶことを、すべての国に求める」ものです。

平均年齢80歳を超えた被爆者たちが「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、自分たちが生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい」と、2016年4月から取り組みをはじめたものです。

核兵器をなくすために、あなたもご参加ください

72年前、ヒロシマ・ナガサキに「2発の原子爆弾」が落とされ、その年のうちに約21万人が亡くなりました。
現在ではより破壊力を増した「1万数千発の核兵器」が私たちの世界には存在しています。
みなさんは核兵器を廃絶すべきだと思いながら「現実、なくすのは無理」と思っていませんか?
しかし「核兵器をなくすために、あなたにもできること」があります。

≪「核兵器」に対抗して「核兵器」で国は守れるの?≫

ママ01.jpg「世界にある核兵器ってそう簡単にはなくならないんじゃない?某国の核実験のニュースも頻繁に聞くし。それに対抗するにはまわりの国も核兵器を配備して圧力をかけるといいのじゃないの? いわゆる「抑止力」によって国を守るのよ」
~そうですね。核兵器保有国や、その核の傘に依存する国々は「抑止力」で戦争を回避して、平和を維持できると考えています。
でも「抑止力」って報復することが前提ですよね。そうなると一度どこかの国が使ってしまうと、支援する国まで報復に次ぐ報復で多くの国々を巻き込み、世界中にで核戦争が広がってしまいますね。
「核兵器が使用される事態になれば、人類だけでなく地球上の全てに関係してしまうのね」

≪核兵器の恐ろしさを本当に知っている人がいなくなってしまったら≫

ママ06.jpg~日本は唯一の戦争被爆国です。
これまで多くの被爆者の方々が、原爆の恐ろしさを実体験から伝え、核兵器廃絶運動の先頭に立ち平和の大切さを訴えてきました。
ただ被爆者の方々も平均年齢が82歳になり、被爆者の方々が自ら「後世の人びとが2度と生き地獄を体験しないように、生きている間になんとしても核兵器のない世界を実現したい」という強い想いから「ヒバクシャ国際署名」を始めているのです。
「そうなんだ…でも、署名で本当に核兵器をなくせるの?」
~大丈夫!世界は「核兵器廃絶」に向けて着実に動いています。
その一つとして、2017年7月7日、ニューヨークの国連会議で122か国の圧倒的多数の賛成で「核兵器禁止条約」が採択され、人類史上はじめて核兵器は国際的に違法とになります。
170915-ヒバクシャ国際署名用紙01.png「はじめて知ったわ!条約ができれば安心ね」
~そうでもないんです。実は「核兵器禁止条約」に賛同する国にしか、その効力は発揮されない内容になっています。そして私たちの日本政府は「核兵器のない世界の実現」を言いながら、この条約の話し合いに反対し、条約が採択された同日には「条約を支持しない」ことを明言しています。核保有国やその同盟国も日本と同じように、この条約に反対していますが、世界の中では少数です。

≪核兵器をなくすために、1人ひとりができること。それは署名≫

ママ05.jpg「どうすれば、日本や核保有国がこの禁止条約を守ってくれるの?」
~それが「ヒバクシャ国際署名」です。
「署名って、名前を書くだけでしょう?それで何が変わるの?」
~署名は全て、国連に届けられます。
核兵器を廃絶したい人が世界中たくさんいることをこの署名で示し、日本をはじめ世界中の国々の人々の心を動かすことにつながります!
さらに多くの国民の署名は日本政府の条約への賛同につなげ、唯一の被爆国として核保有国と非保有国の橋渡しから核兵器廃絶を実現できるのです。
「なるほどそうね。家族や友人にも頼んで、たくさんの方に書いてもらうね」

この署名は、コープのお店のほか個配・共同購入の担当者も受け付けています。