親子で稲刈り!
10月18日(土)、姶良市でコープ親子スクール「稲刈り教室」を開催しました。
コープ親子スクールは親子でお米作りを体験し、生産者との交流を通して「お米」について学ぶことを目的に、年間4回の体験教室を計画しています。今年度は6月に1回目の「田植え教室」、8月に2回目の「稲の花観察とかかし作り教室」を実施しました。また、生協コープかごしまの「子育て・教育支援活動」や「食育」活動のひとつとしても位置付けて実施しています。

今年度3回目の開催となるコープ親子スクールは「稲刈り教室」として、20家族61人(うち大人31人、子ども30人)の親子と生産者をはじめ、JAあいらや鹿児島パールライス、生協コープかごしまの職員など関係者30人を含む総勢91人が参加しました。
開会のあいさつの後、生産者の今村さんから稲刈りの手順や注意事項の説明があり、参加者は田んぼに入って稲刈りと掛け干しに汗を流しました。約1時間30分の体験でしたが、鎌での稲刈りや稲をひもで束ねて干す、慣れない作業に全員で一生懸命取り組み、協力して時間内に無事終了することができました。


稲刈り終了後は田んぼから姶良畜産研修センターに移動し、地域の組合員や今村さんのご家族に作ってもらった「おにぎり」と「豚汁」を食べながら交流を行いました。その後、参加者が持参した「自宅で育てたバケツ稲」の品評会を行いました。
バケツ稲は今村さんやJAあいらの福﨑センター長、鹿児島パールライスの徳留さんによる審査を行い、1位から3位までの入賞者には賞状と賞品(今村さんの産直米)が贈呈されたほか、品評会の参加者全員にも参加賞(同じくお米)が渡されました。

最後に田んぼを提供・稲刈りができるまで稲を育ててもらった今村さんに、参加者から感謝の気持ちが寄せられた色紙を子どもたちからお渡ししました。

参加者からは、
「初めて稲刈りで鎌も初めてでしたが、スパッと切れてとても気持ち良かったです。稲を束ねるのに力が必要でしたが、すべて干し終わると手作業の良さを実感することができました。普段何気なく食べているお米ですが、大切に育て収穫されたものであることを学びました。昼食のおにぎり、豚汁、とても美味しくいただきました」
「田植え、かかし作り、稲刈りと参加させていただき、子どもたちはもちろん、親自身も良い体験となりました。今村さんはじめ、たくさんの方にお世話になりました。どうもありがとうございました」
「田植えから稲刈りまで、稲の成長・収穫を通して、とても貴重な体験をさせていただきました。黄金色の稲穂を見るたび、自分たちが田植えをした田んぼを想っていました。お米だけでなく、いろいろな食材を大切にいただくきっかけとなりました。本当にありがとうございました」
「子どもが5歳のため鎌が心配でしたが、一生懸命している姿、思っていたより慣れた手つきで刈っている姿に感動しました」
「親が考えていた以上に、子どもたちは稲刈りが楽しかったようです。自宅でのバケツ稲も稲の成長を観察して、より一層お米1粒1粒を味わって食べるようになりました」
「初めて、一からお米を育てたけれど、こんな大変な作業をしていることが、とても分かりました。これからもたくさんお米を食べたいです」
など多くの感想が寄せられました。
今後は11月に「生協米 工場見学」が予定されています。