三人の俳優の「声の演技」に引き込まれ、物語を体験! 文化鑑賞会『まい・夢』第77回例会を開催しました
5月9日(金)、カクイックス交流センターで生協コープかごしま文化鑑賞会『まい・夢』第77回例会「前進座公演 松本清張 朗読劇」を開催しました。
当日は昼夜2回の公演が行われ、385人の会員が前進座による松本清張の朗読劇を楽しみました。
演目は以下の二作品でした。
・駅路
・或る「小倉日記」伝
舞台空間には装置はなく、3人の俳優の姿のみ。彼らの「声の演技」にいざなわれ、客席は、ある時は法廷に、ある時は殺人現場に、またある時は駅路にと姿を変えました。
参加者からは、
・朗読劇は初めてだったのですが、俳優さんたちの声だけで、場面、状況が展開していくのがとてもすごかったです。松本清張の世界に引き込まれました。楽しかったです!
・想像していた以上に素晴らしくて、作品世界に耳だけで引き込まれました。声も表現力も、音楽や音も(フルートも)本当に素晴らしかったです。また、前進座さんの違う演目も(生で)視聴したいです。
・「朗読だけ…。」ひょっとすると寝てしまうかもしれない。でも、『まい・夢』だから、そんなことにはならない公演かも…。なんて思いながら来ました。本当に予想通り、語りの流れに情景が想像され、物語(小説)が紡がれていきました。引き込まれ、寝るどころか、目がランランとしていきました。すてきな声。声だけもいいものですね。ありがとうございました。
・朗読劇を初めて拝見しました。こんなに集中して観たのは初めてだと思います。感動しました。ありがとうございました。
・お三人ともすごくよく通る声でセリフ回しもまるで演劇を観ているようでした。
・朗読劇は演ずる側の「みせたい」「みて欲しい」にとらわれず、自分自身でイメージを膨らませ、作り上げる面白さがあり、好きです。声音一つで情景、人物を演じ分ける力量あってこそ、楽しめるのですね。
・ふつうのお芝居と比べて手持ち無沙汰になるかと思っていましたが、皆さんの演技に引き込まれました。津田さんは風貌も作家先生のようでしたね。浜名さんの若い方からお年を召した方のお話のスイッチングもすごかったです。柳生さんのフルートの音色もすてきでした。
終演後には役者のみなさんが帰路に着く会員をお見送りし、会員が公演の感想を役者さんに直接話す場面もみられました。
次回の『まい・夢』第78回例会は、9月23日(火・祝)昼1回公演「松本圭使ジャズコンサート」です。松元圭使さんは「鹿児島ジャズフェスティバル」を立ち上げ、鹿児島を拠点に第一線で活躍中です。あなたも一緒に楽しみませんか?