くすの木自然館との環境活動「松林の清掃」を行いました

11月23日(土・祝)に、姶良市で活動するNPO法人くすの木自然館への環境募金の贈呈と、共同で松林の清掃を行いました。

くすの木自然館と生協コープかごしまは、2011年から里海を守る活動を共同で行っています。これまで海岸の清掃活動と干潟の生き物観察会、野鳥の観察と生息地の清掃活動、松ぼっくりツリー・海の宝物でオリジナルフレームづくりなど多様な取り組みを実施してきました。

 

 

 

今回の「松林の清掃」に取り組む意義について、NPO法人くすの木自然館の浜本麦代表理事は「古い文献にも登場している姶良の「白砂青松」の松林は、名前の通り砂地に生えること。松葉が地面を覆ってしまうと、養分があることから他の広葉樹が生え、そのことで松の樹勢が鈍ってしまう」と話されていたほか、エネルギー革命以前は焚きものとして使われた松でしたが、今は林に出入りすることもありません。「松林は究極の人工林」であることを学びました。

 

 

その後松林の清掃が行われ、松葉を集める「くまで」の使い方を学びながら松葉を集めたり、その集めた松葉を一輪車や「もっこ」という運搬用具で運び出したりする「松葉かき」の作業も一緒に行いました。

作業中、子どもたちが真剣な表情で黙々と取り組む姿に、大人も負けじと作業に精を出します。1時間ほどで、山積みとなった松葉を見た参加者は驚いたり、すがすがしくなったりしている様子でした。

 

 

 

活動が終わった後に行ったアンケートからは、「松葉かきをやってみるとなかなか大変で、日ごろくすの木自然館の方々が手入れにご苦労されているのが頭が下がりました」、「5歳の子もくまでで参加でき、ファミリー企画としてよかったです」などの声が寄せられました。