ドレッシング学習会を開催しました
10月25日(金)に、コープ荒田店でドレッシング学習会を開催しました。
コープ商品のドレッシング各種を製造されている、大分県臼杵市のフンドーキン醤油株式会社の担当さんにお越しいただき、会社の成り立ちやドレッシングの製造工程について教えていただいたほか、参加者全員による試食も行われ、充実した学習会となりました。
学習会当日は、コープ荒田店の誕生祭初日。2024年、オープンから40周年を迎えたコープ荒田店ですが、フンドーキンさんはなんと創業160年余りという担当さんのお話に、参加者をはじめ店長もびっくり。年に一度の酒造りが終了し、空いた期間で味噌や醤油の製造を始めたのがきっかけとのこと。
ちなみに、本社のある大分県臼杵市には、それをはるかに上回る創業400年の味噌・醤油メーカーもあるようです。
そんなフンドーキンさんと生協のつながりは、70年を超えるお付き合いになります。はじめは地元の生協から、徐々に九州各地・そして全国へと広がっていったのだそう。
また社名にある「フンドー」は、かつて味噌や醤油を計る際に用いられた「分銅」のことで、会社のロゴマークにも形どられています。「キン」は設立者の小手川「金」次郎に由来するものです。
会社の成り立ちを教えていただいたあとはいよいよ、コープのドレッシングについてのお話です。当初は手作りでしたが、1999年から工場でのドレッシング作りが始まりました。
※ドレッシングと定義される調味料は、「酢」と「油」が含まれますが、ノンオイルドレッシングは油を使用していないため、「ドレッシングタイプ調味料」となります。フンドーキンさんの取り扱い商品は、すべてドレッシングです。
またフンドーキンさんで作られているコープのドレッシングは、容量違いも含めると約30種類もあります。その中でも特にこだわりの商品として挙げられたのは「和服ドレッシング」。醤油を使ったドレッシングが作れないだろうか、という組合員の声に応えたのが始まりでした。
和風ドレッシングに欠かせない玉ねぎは、自社で生産・加工されています。多い時は1日に25,000玉の玉ねぎを加工することもあるとのことですが、それをすべて手作業でされていることにまたびっくり。機械では確認できない細かいところまで、人の目でしっかりチェックしているのです。
そんな玉ねぎは冷凍でなく、シャキシャキとした歯ごたえを大事にしており、生の状態で酢で丸一日、殺菌したうえでドレッシングに加わります。また北海道、もしくは佐賀県産の玉ねぎを季節によって使い分けていることも、いつでも美味しい和風ドレッシングが味わえるポイントの一つです。
最後に参加者全員による、各種ドレッシングを使用したサラダの試食が行われました。和風ドレッシングをはじめ、胡麻、レモン、にんじん、ハニーマスタードなどバラエティ豊かなコープのドレッシングを味わい、試したことのなかった味に挑戦される組合員の姿もありました。
担当さんからはおすすめの食べ方として、にんじんドレッシングをパスタに和えたり、ナッツドレッシングと温野菜を合わせたりすることで、ドレッシングをサラダだけでなく、さまざまな料理で活用してほしい、と参加者に向けて話されました。
参加者からは「ドレッシングの種類が豊富なことに驚いた」「普段は決まった味しか食べないが、さまざまな味を知ることができてよかった」などの声がきかれました。