ピースアクション in オキナワに参加しました

3月27日(水)から3月29日(金)の3日間にわたり、日本生協連が企画するピースアクション in オキナワ「第41回沖縄戦跡・基地めぐり」が開催されました。

全国38生協から217人が集まり、そのうち生協コープかごしまからは職員、組合員合わせて15人が参加しました。

 

 

 

今回の沖縄戦跡・基地めぐりは「沖縄で学ぶ 過去・現在・未来」をテーマに行われました。初日は学習会として、琉球大学教育学部副学部長の山口剛史さんより「沖縄戦・在中米軍基地から平和について考えるフイールドワークに行く前に考えたいこと」を、波平元維さん、南信之介さんによる講演「那覇市繁田川の住民が見た沖縄戦」、また大学生からの報告として、大学生協連Peace Now! OkinawA実行委員の吉村珠李さんより「大学生から見た沖縄の基地問題」をそれぞれお話いただきました。

 

翌日からはフィールドワークとして、2日目は嘉数高台(普天間基地)~砂辺馬場公園~道の駅かでな~チビチリガマ~辺野古テント村~瀬高の浜を回り、3日目に平和の礎(いしじ)・県立平和記念資料館~糸数壕(アブチラガマ)を訪れました。

 

フィールドワークで案内をしてくださった田中さんは「沖縄県の基地は県の全体の70%を占めており、世界的に最も危

険な基地。基地のすぐ横には人家や保育園、小中高の学校が多くあり、人々の暮らしの真ん中に基地がある。基地が存在するゆえに、危険な事故や事件も多くなっている」と話されました。また見学している最中にも、米軍のものと思われる航空機が間髪入れずに大きな音を立て頭上を飛んでいたことから、「これが沖縄の日常、基地があることの問題を考えてほしい。日本のどこにも基地はいらないと沖縄の人たちは声を上げているが、日本政府は真摯に向き合っていないと思う」と感想を述べられました。

 

 

 

 

 

 

参加者からは、「今の情勢が79年前に起きたことを繰り返すのではないか。鹿児島県では基地化が進んでいることに不安を感じている。沖縄の基地・戦跡をめぐることで、平和が一番大事なことだと感じた」といった声や、「二度と戦争はしてはいけない。沖縄の現状を多くの方に話していきたい」などの感想が聞かれました。

 

今後は、参加者全員で学習会や、6.17平和のつどいなどを通じて、報告会や夏休みに行われる平和の取り組みの際に写真や報告書、広幅用紙などを使用して発表を行い、参加報告とともにこの実情を知らせていく予定としています。