イスラエルとパレスチナにおける武力行為の即時停止と人道支援を求める理事会声明を内閣総理大臣に送付しました

10月26日(木)に開催された生協コープかごしま第27期第24回理事会において、イスラエルとパレスチナにおける武力行為の即時停止と人道支援を求める声明を出し、内閣総理大臣あてに送付しました。

 

 

内閣総理大臣                         

岸田 文雄 殿

 

イスラエルとパレスチナにおける武力行為の即時停止と人道支援を求めます。

 

イスラエルと、地球上で最も人口密度の高い場所のひとつであるパレスチナ自治区ガザ地区との間での軍事衝突により、双方の民間人に大きな被害が発生しています。   

また、イスラエルはガザへの大規模な軍事侵攻を明言しており、110万人(その半数近くが子ども)もの民間人に壊滅的な被害をもたらすことが懸念されます。

これまでの空爆等により、甚大な被害が発生している上に、国外からの支援物資もほとんど届かず、わずか11日間で、数百人の子どもが命を落とし数千人が負傷、30万人以上の子どもが家を追われるなど深刻な事態が生じています。

 

凄惨な事態を止めるためには、直ちに双方が停戦を実現することが必要です。国際人道法では、民間人を巻き込む無差別な攻撃は禁止されており、医療・学校施設への攻撃も禁止し、また人質をとることを認めていません。

このところの軍事衝突で、国際人道法が数多く守られない事態がまかり通っていることは許されることではありません。

 

生活協同組合コープかごしまは「よりよき生活と平和のために」を基本に掲げて活動を進めている組織です。生命を脅かす行動はいかなる状況でも決して容認できるものではないと考えます。

 

私たちは日本政府に次の点を要請します。

 

1.あらゆる外交手段を通じ、当事国、関係各国、国連等が調停に乗り出すよう働きかけを強めてください。一刻も早い停戦に向けた外交努力を求めます。

 

2.被災者の救援が進むように、イスラエル・パレスチナ側双方に働きかける外交努力を求めます。

 

現在、発生している出来事に、多くの生協組合員が大変心を痛めています。日本政府に強く要望するとともに、生活協同組合コープかごしまも平和の実現を求める取り組みをさらに進めてまいります。

 

2023年10月26日

生活協同組合コープかごしま

第27期第24回理事会