くすの木自然館との環境活動 「マイクロプラスチック学習会と海岸の清掃 ~海辺で実際に探してみよう~」

姶良市で活動する環境団体「くすの木自然館」とは、2011年に共同声明を結んで以来、環境募金の一部を贈呈し、海岸の清掃活動と干潟の生き物観察会、野鳥の観察と生息地の清掃活動、松ぼっくりツリー・海の宝物でオリジナルフレームづくりなど多様な取り組みを実施してきました。

今年は8月5日(土)に姶良市重富海岸および「なぎさミュージアム」で、里海活動で初めてマイクロプラスチックについての学習会を参加者17名で開催しました。

 

 

 

くすの木自然館との環境活動

「マイクロプラスチック学習会と海岸の清掃 ~海辺で実際に探してみよう~」

 

◆清掃活動

開会あいさつの後、海岸の清掃を行いましたが、台風6号の接近影響もあり、小雨の降る中での清掃活動でした。途中で雷が鳴り活動も中断。ごみの仕分けを行い、なぎさミュージアムの見学の時間を取りました。

 

 

 

 

◆マイクロプラスチックの学習

雷雨が収まり、くすの木自然館代表理事の浜本麦さんの指導の下、再び海岸でマイクロプラスチックの収集に行きました。バケツ2杯の砂を持ち帰り、そこから参加者でマイクロプラスチックを探しました。

浜本さんより「マイクロプラスチックは人間が出すゴミから巡り巡って粉々になり海に流れ着く」と説明され、質疑応答に移りました。「プラスチックから紙容器に変えたらよいのでは」「マイクロプラスチックはリサイクルごみで出していいのですか」と質問が出され、浜本さんからは「紙、アルミ缶、段ボールは再生のサイクルができているが、プラスチックは再生のサイクルが出来上がっていない」「マイクロプラスチックはごみとして処分しないといけないため再生ができない」と教えてもらいました。

 

 

 

◆参加者からの感想(一部抜粋)

・マイクロプラスチックを見つけるのはとても難しく感じた。

・マイクロプラスチックの一番の問題は最後には海の中で、魚や海の中で、魚や貝、海鳥など海水と共に誤って食べてしまい死んでしまう事と共に、プラスチックの時は回収できてもマイクロプラスチックになって海へ流れ込んでしまったら回収不能となることが大きいと思いました。

・今日は満ち潮だったので、引き潮の時にもゴミ拾いをしてみたい。

・海洋生物の学習もよいのですが、このような環境問題も実際に見ることによってインパクトが強いとと思います。コラボしたような企画にすればよいと思います