出水の戦跡巡りに参加してきました
10月7日(月) コープ城西店で企画された出水市の戦跡巡りに参加してきました。
当日は雨予報。
今にも降り出しそうな天気の中、城西店の松本店長から「私の日頃の行いが悪かったのか…」と心配しながらもバスで出水へ。
出水店に到着後、平和ガイドをされているおふたりと参加者が1名加わって合計16名で戦跡巡りに出発です。
この企画自体は先日の『6.17平和のつどい』で公開された下記の動画を見て、実際に行ってみたいねと企画されたもの。
出水市は戦時中、特攻隊の基地があった場所。
普段何気なく通っていた道のすぐ横に、基地の跡が今も残っていました。
コープかごしまの平和グループが「残していかないとね」と、市に掛け合って公園になったという特攻碑公園。
まっすぐだった飛行機のプロペラは特攻で海に落ち、衝撃で曲がってしまっていました。
空爆を避けるために地下に作られた指令室、直角に曲がった入り口は空爆による爆風を避けるためのものだったそうです。
そこから徒歩で特攻神社へ
特攻する前に兵士が天皇の写真が納められていた神社に参ってから出発した場所。
戦時中の記録は市にも残っておらず、写真などはアメリカの記録を集めて展示されていました。
今も名前が分からず、人数としてしか記録に残っていない方もいらっしゃるそうです。
続いて機銃掃射の跡が残る気象観測所跡、ボイラー室跡などを巡り、
最後に掩体壕(えんたいごう)へ
途中、ゴルフ場から海へ向かう道は今も道路として使われていますが、当時は基地の滑走路だったとか。
掩体壕は空爆から飛行機を守るために作られた施設。
学徒動員により当時の中学生たちが作られたそうです。
以前は駐車場もなかったそうですが、戦跡を残していこうと、現在は整備されていました。
参加者の皆さんからは「こんなに近くに戦跡があったんだね」といった声も上がっていました。
最後に少しだけ雨に降られましたが、店長の日頃の行いが良かったのか、ガイドの方が前日に作られた『てるてる坊主』が効いたのか、無事に全行程をめぐることが出来ました。
戦争を知らない世代が、知らずに悲惨な戦争を繰り返してしまわぬよう、これからも微力ながら伝えていきたいと思います。