ゲノム編集応用技術食品の学習会を開催しました

 

 

2024年1月から2月にかけて、「ゲノム編集技術応用食品」の学習会を県内7会場で開催し、143人が参加しました。

現時点において、ゲノム編集技術応用食品(以下、ゲノム編集食品)については多種多様な意見があり、立場によってその評価も大きく分かれています。

今回の学習会は、ゲノム編集食品の概要やその技術の概要、課題とされていること(安全性の評価、表示、これから懸念されること、世界の種苗業界から見えてくる食糧システム)、生協コープかごしまとしての考え方や対応の理解を深めることを目的に開催しました。

 

オンラインでの開催もありました

 

参加者の主な声(アンケートから)

・近頃ゲノム編集技術という言葉をよく耳にするようになったが、実際にはどのようなものかわかっておらず、今回の学習会で概要や歴史等について深く学習することができました。中でも、ゲノム編集技術を使った商品は表示義務がないことにはたいへん驚きました。

・とても分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。生協のゲノム編集食品に対する考え方(現時点での)も伝わりました。今後訪れる食料不足を考えると、短期間でできるゲノム編集食品はある面有効な気がしますが、人間が特定の目的で意図的に行われるとしたら本当に怖いです。知らず知らずにゲノム編集された種を使う準備が進められているのでは・・消費者、安全性無視の食品が増えること。

・従来の品種改良と見分けがつかないから義務表示化を行わないとのこと(消費者庁)、見分けがつかないからこそ表示すべきだと強く思いました。

・久々に食に関する学習会に参加しました。「ゲノム編集」と「遺伝子組み換え」の違い、昨年4月から表示制度が変わったことなど、新しく知ることが多く、参加して良かったです。一人でも多くの組合員が知る機会として、これからもこのような場を設けていただけたらいいなと思います。