理事会声明 NPT再検討会議での最終文書不採択を受けて
「NPT再検討会議での最終文書不採択を受けて」
2026年4月27日から5月22日までニューヨークで開かれていた第11回NPT(核拡散防止条約)再検討会議は、最終文書を採択できないまま閉会しました。2015年、2022年に続き3回連続で合意に至らなかったことは、世界の核軍縮が深刻に停滞していることを示しており、私たち生協コープかごしまは強い失望と危機感を表明します。
私たち生協コープかごしまでは、「よりよき生活と平和のために」をスローガンに掲げ、戦争や被爆の悲惨さを学び、平和の尊さを次の世代へ伝える活動を続けてきました。被爆・戦後80年となった昨年は、「次の世代へ平和のバトンをつなぐ」視点も織り込みながら様々な取り組みを行い、戦争を繰り返さないことを伝えるために「平和のメッセージ」を作成しました。このメッセージは、平和で核兵器のない世界を願う市民の声として、今回のNPT再検討会議の場にも届けました。
今回のNPT再検討会議には全国の生協から代表団が参加し日本被団協の皆さんとともに被爆の実相を世界へ訴えました。生協コープかごしまからも1名を派遣し被爆者の「人間と核は共存できない」という強い意志を国際社会に発信する活動に加わりました。国連の場でも被爆者の声は重要なものとして取り上げられましたが、それでも最終文書が不採択となったことは誠に残念です。
核兵器の脅威が高まる今こそ、国際社会は対話を重ね、NPTの枠組みを遵守し、核軍縮と核拡散防止に向けた努力を強めるべきです。日本を含むすべての国が国連憲章と国際法を尊重し、責任ある行動をとることを強く求めます。
生協コープかごしまは、今回の結果を重く受け止め、これからも被爆者に寄り添い、地域に根ざした平和活動を強めていきます。そして、締約国の大多数がNPT第6条の履行を求めたことを大きな希望として、核兵器のない世界をめざす市民の声を、鹿児島からさらに広げていく決意です。
以上
2026年5月27日 生活協同組合コープかごしま第28期理事会