2025年度のおせち開発改善委員会がスタートしました

毎年好評のコープのおせち。特徴は、組合員とメーカーのみなさんが商品開発に取り組んでいること、そして昨年度開発したものから、より美味しいおせちにと声を出し合って、一緒に作っていることです。

そんな今年度のおせち開発改善委員会は4月18日(金)、コープ姶良店の組合員集会室でスタートしました。

今回対象となる商品は「夢」参段(三段重おせち)、「たすけあい いち和膳」(一人用おせち)、主原料を国産素材にこだわったおせち「にじ和膳」の三つです。

 

 

 

 

 

 

 

今回の会に参加したい!と集まった組合員は、姶良店の周辺にお住まいの方を中心に集まり、事務局の職員も含めると20人以上。そしておせちの製造を担当する明和食品からは、社長と商品開発の担当者が参加しました。

参加者全員の自己紹介では、食べることが大好き!とお話される方も。終始和気あいあいとした雰囲気で進められました。

 

 

おせちの試食を前に事務局・メーカーから、昨今のおせちを取り巻く状況や、消費者の動向について説明がありました。

原料費の高騰や人手不足により、長年おせちの製造に携わってきたメーカーがおせちの製造から撤退・倒産するニュースもありましたが、明和食品のお二人には、今年度も開発改善委員会に参加いただいていることの感謝の気持ちを伝えました。さらにおせちを利用する消費者の動向としては、価格と量のバランスが取れた「コスパ(コストパフォーマンス)重視」か、高値ではありながらも品質にこだわる「高級志向」に二分されていることについても話がありました。

 

また、昨年度のおせち開発改善委員会では、組合員の声から国産原料にこだわったおせち「にじ和膳」を開発しました。高価格帯の商品として150個限定の供給となりましたが、11月中には予約の上限に達するほど、国産素材おせちへの期待の高さがうかがえました。ご利用のみなさまの声をもとに、さらに改善を加え、広くお知らせしながら昨年度を超える数の供給ができないか、調整が進められています。

 

 

 

説明が終わると待ちに待った試食の時間がやってきました。テーブルには重箱に入ったサンプルのおせちと、試作品が用意され、参加者のみなさんも興味津々。一つひとつの料理の名前や特徴を聞き、それぞれ気になる料理を取り、試食が始まりました。

試食後には、実際に食べた感想を出し合ったり、メーカーへの意見として「味付けの濃さ」「商品名の変更」「重箱や中の飾りの一新」などといった声が出たりと、活発な意見交換の場となりました。

 

 

 

おせち開発改善委員会は4月から6月まで、毎月1回行われます。来月の会議では、組合員から出たご意見をもとに、メーカーで改善いただいた商品の提案について、意見をうかがうこととしています。

 

今月のおせち開発改善委員会に参加されたみなさん

 

※記事内で紹介している商品写真については、現段階での提案となります。今後、開発改善を行う中で商品内容に変更が生じる可能性があります。