バイオディーゼル燃料の実証試験を行っています。

  
生協コープかごしまでは長期方針の柱として掲げる「SDGs宣言」の活動を更に進めるため、22年10月より「高純度バイオディーゼル燃料(ReESEL)」(*1)を30%混合した、B30燃料で配達車両を走らせる走行試験を行っています。

バイオディーゼル燃料は現在、揮発油等の品質の確保等に関する法律(品確法)で5%混合まで軽油として認められていますが、30%混合燃料を用いた軽油試験を公道で行うのは日本で初めてです。

この軽油試験研究計画は一般社団法人高純度バイオディーゼル燃料事業者連合会(大阪府)が資源エネルギー庁へ申請し、22年9月14日に経済産業大臣の認可を受けました。

実証試験は4台の配達車両で1年間行いますが、現在まで問題なく走行しています。

今後は高純度バイオディーゼル燃料100%の運用も視野に入れており、仮に個別配送等に使用する全てのディーゼルトラック(およそ140台)を高純度バイオディーゼル燃料100%で運用した場合、年間のCO2排出量をおよそ620t(*2)削減できることになります。

*1 高純度バイオディーゼル燃料(ReESEL)とは廃食用油を原料にした植物由来の再生燃料で、エステル純度99.9%を達成した高純度・高品質なバイオディーゼル燃料です。走行性能、燃費とも軽油とほぼ同等であり、地球温暖化防止(カーボンニュートラルなので軽油と比べて温暖化ガスの排出がゼロ)やエネルギーの地産地消といった面で注目されています。

 

*2 環境省HPの「(参考1)燃料の使用に関する排出係数(別表1×別表2×(44/12))」を使用し、21年度の軽油使用量から計算。

 

※2022年12月21日更新

12月20日(火)付の南日本新聞に掲載されました。