くすの木自然館との環境活動・今年はリアルで開催しました。

9月23日(金)に姶良市の重富海岸で「干潟の生き物観察会&海岸清掃」が開催されました。

生協コープかごしまはこれまで毎年リアル企画を開催してきましたが、コロナ禍で昨年は完全Web開催でしたので、2年ぶりの現地開催となりました。親子など総勢22人が参加しました。

 

 

学習会に先立ち、生協コープかごしまからの環境募金の贈呈式を行い、参加の子どもたちも写って記念撮影。

 

 

その後はNPO法人くすの木自然館の代表理事で、専門研究員である浜本麦さんが講師をつとめました。

参加者は生き物探しのレクチャーを受けた後、ちょうど干潮の時間帯で干潟となった一帯に足を進め、干潟の生き物をバケツに大小のスコップ、すくい網を使い生き物を探しました。

 

その後、種類ごとに容器に分けて観察。

 

参加者が見つけた小さい魚や貝、カニ、ヤドカリの姿が見えると子どもたちの目が一段と輝きます。

 

 

浜本さんが干潟にいる生き物の特徴や、海の浄化にこうした生き物が果たす役割をやさしく話してくれます。最後は大人の参加者も考えさせられる環境問題にまでたどりつきました。

 

最後は20分の海岸清掃。

週初めの大型台風の襲来があり、比較的大きなゴミが回収されました。

 

参加者の感想(子どもさんには絵をかいてもらいました)

・今までも重富海岸に遊びに来てはいましたが、浜本さんの話を聞いて遊ぶと、見え方・感じ方が変わり、いろいろなことがつながっていることも知ることができました。まず生き物をつかまえて、その体験から大切なことを学ぶ流れに、子どもたちは引き込まれていました。

 

・干潟の重要な役割をわかりやすく楽しく学ぶことができました。子どもたちも楽しそうでした。ゴミ拾いも意外に楽しくて熱中してしまいました。干潟もきれいになるし、また機会があればゴミ拾いをしたいです。

 

・家族で海に遊びに行くとゴミを拾って帰るようにしています。拾っても拾っても減らないゴミを見て毎回心苦しく感じていました。わずかな時間でしたが、ゴミ拾いを通じて海の生き物を守ることができて有意義な時間でした。この活動を今後も続けていただきたいです。また参加します。

 

・久しぶりの実参加での実施嬉しかったです。珍しい生き物をたくさん観察できてよかったです。台風あとだったからかゴミが多かったです。

 

生協コープかごしまは重富海岸の「干潟(里海)」を守る活動資金として、2011年より環境募金の一部をNPO法人「くすの木自然館」に贈呈しています。また自然館が行っている体験学習や清掃活動に組合員が参加することで環境保全に対する理解や知識を広げています。