鹿児島の大空襲の日に「平和のつどい」を開催し、戦争の悲惨さから、 平和の大切さを考えました。

生協コープかごしまでは、6月17日(金)にかごしま県民交流センターで「平和のつどい」を開催しました。組合員や一般市民など約80人が参加・来場し、鹿児島大空襲の体験談を聞き、また江山(こうさん)さん(鹿児島大学大学院地域政策科学専攻特任助教)の「戦争記憶と戦後日本~鹿児島の事例を中心に~」の学習講演を受けるなど、戦争の悲惨さと平和の大切さを確かめ合いました。会場は新型コロナウイルスの感染症対策をとり参加人数を限定し、オンラインによる参加も行いました。

「平和のつどい」では、空襲体験の語り継ぎとして、当時鹿児島市都通り(現・中央町)にお住まいだった西山十九男さん(当時12歳)に、ご自身の体験とあわせて、空襲の様子をお話していただきました。西山さんは「6・17大空襲を体験したものとして事実を伝えたい、おばあちゃんをおいて逃げたことをずっと悔やんでいる、そして戦争は絶対にしてはいけない」と強く訴えてくださいました。

 


また鹿児島大学大学院地域政策科学専攻特任助教の江山さんは学習講演の中で「鹿児島県内の民間団体の平和の取り組みは進んではいるが、若い人達に継承ができていない」「鹿児島県には知覧をはじめ出水や鹿屋にも基地があり、戦時中は重要な役割を持っていた。その重要性を考えると、鹿児島県にも戦跡の資料館なども必要ではないか」と発言。自身が留学生としてやってきた鹿児島で、生協コープかごしまの平和の取り組みなどについても組合員と交流も行ったことにも触れ、「とても大事な経験であった」と話していただきました。

 

<参加者の感想>

・初めて参加した。西山さんの空襲体験は衝撃的で驚きでした。平和がいかに大事であるか、戦争はおろかなことだと改めて感じた。
・おばあちゃんといっても実の母親同然だった。90歳近くになった西山さんに安らぎがくることをのぞみます。つらい思いを話してくださってありがとうございました。
・江山さんは出身が中国の重慶、日本が空襲をおこなった出身地で、どのような思いで研究をしてきたのだろうと思うことでした。江山さんは戦争の事実を知ることが大事だと話してくださいました。そのように自分も感じているので、生協コープかごしまの平和のつどいなどが重要だと改めて感じました。
・江山さんが紹介してくださったピースキャンドルの取り組みもいいな~と思いました。
・オンラインの参加もできるようになり層が広がっていると思います。このようなオンライン開催の場を数多く持ち、知ることができる、考えることができる。とてもよいことだと思います。勉強になりましたありがとうございました。

 

6月17日は
先の戦争の末期、鹿児島市とその周辺には8回の無差別爆撃が行われ、中でも6月17日の空襲では鹿児島市内で2300人以上が亡くなり、3500人以上が負傷しました。
生協コープかごしまでは、1984年に「母と子の鹿児島戦争空襲展」を開催。その後1987年から毎年6月17日に「平和のつどい」を開催し、今年で37回目(空襲展を含む)です。
これは、自分たちの生活する地域も戦争の被害にあい、多くの命が失われ、また多くの人が被災されたことを、次の世代に語り継いでいくこと目的に、また「平和」が暮らしの基礎であるということから継続して開催しています。
この「平和のつどい」の開催には、今年3月から鹿児島市内の組合員理事をはじめ、平和活動に取り組んでいる組合員で実行委員会を作り準備をすすめてきました。