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市民の立場で憲法について話をし、憲法について学ぶ「市民のつどい」に参加しました

かごしま県民交流センターで開催された「憲法記念日・市民のつどい」には約550人が参加し、これまでの取り組みの経過を映像で振り返ったあと、弁護士・婦人団体・障がいを持つ仲間たち・学生・医療従事者そして消費者団体など実行委員会を構成する団体から憲法についての思いや願いのリレートークがありました。その後、慶応義塾大学の小林節名誉教授から講演を聞き、あらためて憲法の大切さや、改憲を目指す方々の主張などを学びました。

170503憲法記念日のつどい01.JPG記念講演に立った小林さんはリレートークを受け「久しぶりに地に足のついた憲法への願いや思いを聞けました。憲法がだれのためにあるのかを考えるよい機会になりました」と講演をはじめられました。
170503憲法記念日のつどい04.JPG講演の冒頭では、安保関連法が戦争法と呼ばれる理由や「立憲主義」についてアメリカ独立戦争後の合衆国の成り立ちと憲法の考え方を関連付けて説明。国家の権力は(警察、軍隊、税務署、立法などを持つなど)絶大なもので、それを扱う人(政治家や公務員・官僚)が暴走してしまうかも知れない危険性を防止するために憲法が存在することなどを説明されました。
170503憲法記念日のつどい02.JPGさらに現在論議されている「共謀罪」についても「オリンピックと関連して話をしているが、そもそも海外との関係ではマネーロンダリングなどの規制の話なのに、日本ではテロ対策などと言っているし、国際法上は国内法を換える必要はない。すすめようとしているのは、国民を監視する社会を作ろうとするものではないか」などと解説。「改憲を望む方々は先の戦争の反省を顧みず、戦前の社会体制を作りたいのではないか」など今、進められようとしている状況について追及しました。

170503憲法記念日のつどい03.JPG「私にも、みなさんにも、幸福を追求する権利がある。人によって幸福は異なる。個性ある人間が自由に将来へのビジョンを描いていける社会でありたい。今の憲法はそれを保障しているが、今の政治は全体主義的な流れになり、個性を否定している。みんなで憲法について勉強をして力を寄せ合うことが必要」と締めくくられました。

参加者からの感想

「リレートークは広く市民の視点で憲法を捉えたのが良かった。講演は気持ちよいほどにズバズバ言って笑えました。でも恐ろしい流れになっているのだと気付きました(59歳女性)」

「憲法・法律の講義かと思っていましたが、日常会話レベルでアメリカ独立戦争の話、世界の法律の常識の話、そして日本でここ数年に成立した法律(特定機密保護法・安保法制など)に至るまで聞けて良かったです(67歳男性)」

「憲法は権力者を縛るものなのに、今の政権は憲法で国民を縛ろうとしているとの話・おかしいなと思いました。一般市民を監視・盗聴する可能性のある共謀罪には反対です(36歳女性)」

「アメリカの司法は大統領令を停止した。日本は三権分立をうたっているが全く分立していない。今の問題点などが良くわかった(男性)」

「政治家や国の絶対権力者をつくらないための憲法だと思っていましたが、最近の憲法改正の話を聞くたびに、権力者の理屈からの改正のような気がして違和感を感じていました。今日の講演でその違和感の正体が具体的につかめたと思います(20歳女性)」


憲法記念日・市民のつどいは、憲法50周年から継続して開催しているものです。
私たち生協コープかごしまは、よりよい生活を求める消費者のあつまりで、平和がなくてはよりよい生活を追求できないことから実行委員会に参加しています。

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